乾いた花 [01:27.16 [01:33.33 夜の路地 曲がり ざわめく街 君に借りた うたを 聴きながら歩く 何度でも電話して  声だけで元気になるんだ 「星にひとつだけ 願いをこめて君に贈るよ」 そっと夏の匂い 明日に逃げてゆく [03:33.43 [03:39.92 [03:46.30 アパートの階段をおりて 雨上がりの街を 君に会いに行く 新しい始まりは サヨナラと少し似てるんだ 「空を泳ぐなら 背中の羽を貸してあげるよ」 晴れた夏の朝も はしゃいだ夜も 当り前の日々には 君がいた 風がとまり ぼくはひとり立ち止まる 思い出は揺れる 魔法はとけて 虹の色 窓辺にうつったヨルが 何にも知らず泣いてる 心は今 ふるえてる 乾いた花は 浮かぶ水の上 そっと夏の匂い 明日に逃げてゆく