[00:00.00]…… [00:36.33]雨夜(あまよ)の月(つき)満(み)ちて [00:48.37]ざわめく星(ほし)の声(こえ)が降(ふ)る [01:00.76]遠(とお)くに鈴色(すずいろ)の音(おと)を追(お)う [01:24.52]引(ひ)かれて入(い)るは [01:27.39]幻想(げんそう)の都(みやこ)へ誘(さそ)う路(みち)ならば [01:34.82]さあ躊躇(ためら)うこともなく [01:40.71]夜(よる)の隙間(すきま)へ踏(ふ)み出(だ)す [01:45.34]導(みちび)くように聞(き)こえる歌(うた)は [01:51.66]さらに深(ふか)く奥(おく)へ続(つづ)いて [01:58.26]どこまでも落(お)ちてゆくように [02:06.65]…… [02:29.18]夜露(よつゆ)が落(お)ちる時(とき) [02:40.74]さざめく野(の)に吹(ふ)く風(かぜ)止(や)む [02:53.09]扉(とびら)を照(て)らし出(だ)す月明(つきあ)かり [03:18.47]開(ひら)かれたのは [03:21.27]現世(うつしよ)と鏡(かがみ)合(あ)わせの路(みち)ならば [03:30.06]さあ躊躇(ためら)うこともなく [03:34.78]刻(とき)の間(はざま)へ踏(ふ)み出(だ)す [03:39.51]ひらり漂(ただよ)う花(はな)の薄紅色(うすべにいろ)が [03:47.78]静(しず)かに燃(も)えている [03:52.33]奈落(ならく)へと落(お)ちてゆくように [04:00.88]……