風の理 降(ふ)り始(はじ)めた雪(ゆき) 踏(ふ)み鳴(な)らしては ずっと時間(じかん)ごと忘(わす)れ 振(ふ)り返(かえ)ると足跡(あしあと)のレールが ずっと僕(ぼく)たちに伸(の)びてた 伝(つた)えようとした言葉(ことば)は背(せ)に消(き)え 時(とき)に残酷(ざんこく)に僕(ぼく)を打(う)ちのめす 君(きみ)を傷(きず)つける 降(ふ)り続(つづ)ける雪(ゆき) やがて世界(せかい)は 白(しろ)く眩(まぶ)しく消(き)えた 時(とき)は凍(こお)りつき 君(きみ)は遠(とお)い日(ひ)の 幼(おさな)さのままでいた 伝(つた)えようとした言葉(ことば)は背(せ)に消(き)え 森(もり)にこだまして僕(ぼく)は忘(わす)れる 君(きみ)の手(て)をとる 黄昏(たそがれ)のこのなみ? ぶきみの影(かげ)? いつかは追(お)いつけると駆(か)けた 影(かげ)を重(かさ)ねあい 指(ゆび)を重(かさ)ねあい 伝(つた)えようとした言葉(ことば)は背(せ)に消(き)え 森(もり)にこだました あの日(ひ)から遠(とお)く 風(かぜ)は全(すべ)てを引(ひ)き離(はな)そうと吹(ふ)く それでも僕(ぼく)らは この手(て)を信(しん)じた