月が照らす 貴方の横顔 沈黙と闇 声をかける術を失い ただ ひとかけらの優しさだけを 今も心に 留め 独り 拠る所を求め 慟哭よ届け 響け貴方の元へ 闇夜の切れ目 引き裂き 穢れし水より出 咲き誇る蓮の紅のように 鮮やかに色を写すこの愛 貴方の心の闇は帳に包まれてる 花の露でかき消せるなら 緩やかに下降曲線を 描き堕ちてく 記憶 幾何学模様を描いて 満ち欠けをとめどなく繰り返す月も 消え 惑う 心の闇に似て 叫び続けよう あなたに届くのなら 声を失い 消えても 泥の中這い出して 愛を謳う蓮の花となり 闇夜から光を取り戻そう 月に光る花の雫は零れ落ちて 繰り返すまた輪廻の道を 水底の深きより 咲きほころぶ蓮の花となり 貴方へと光を伝えたい 失いおびえ惑う貴方を支えたい 繰り返すこの悪夢の中で 穢れし水より出 咲き誇る蓮の紅のように 永久に色褪せることのない愛 貴方の心の闇は 帳に包まれてる 花の露でかき消せるなら