ユラユラと揺(ゆ)らめいた水面(みなも)のよに 輪(わ)を描(えが)いて 歪(ゆが)む感情(かんじょう) 空(から)っぽの手(て)のひらを ぎゅっとにぎる もろい心(こころ)を守(まも)るように 試(ため)すことでしか得(え)られない 形(かたち)のない安(やす)らぎに 見(み)えぬものを信(しん)じつづける難(むずか)しさよ さよなら言(い)えぬこの気持(きも)ちと いつまで手(て)を繋(つな)ごうか 明日(あした)もきっと迷(まよ)ってる 答(こた)えなどあるの? 裏切(うらぎ)りも欺(あざむ)きも意味(いみ)はなくて 君(きみ)の笑顔(えがお) 曇(くも)らせるだけ 愛(いと)しさとうらはらにつのる想(おも)い 無垢(むく)な心(こころ)を傷付(きずつ)けてる いつか抱(だ)いた冷(ひ)えた痛(いた)みを 僕(ぼく)は君(きみ)に与(あた)えてる とても深(ふか)く沈(しず)み込(こ)んだ涙(なみだ)の海(うみ)で さよなら言(い)えぬこの気持(きみ)ちと いつまで手(て)を繋(つな)ごうか ゆらりとゆらぐこの気持(きも)ちは どこへ向(む)かうの? いつか失(うしな)うものならば 初(はじ)めからそんなもの欲(ほ)しくない 君(きみ)がこの手(て)離(はな)さないこと そう信(しん)じたいのに 癒(いや)されていくそのたびに つぎの傷(きず)に怯(おび)えながら なくした過去(かこ)をひきずって君(きみ)を傷付(きずつ)ける さよならなんて言(い)いたくない ずっと手(て)を繋(つな)いでいたい ゆらりとゆらぐこの気持(きも)ちに 終(お)わりはあるの?