この身 果てるとも この魂は 須弥山の果て 暗き夜に そっと手を引く 八正の道 日天より まばゆく白き 経蔵の光 この手に生まれる風をしるべに 遍く満ちてゆけ そして小さな炎 生の弱さに 導き願おう こころ猛き剣には 秘められた金剛の愛 降りそそぐ雨の 流れるように 地に広がれと 月を 仰いだ 空を穿つ翼には 深く刻まれた勇気 咎なき羽振るい 眩いほど 永遠に照らせと 揺れる彼方 虚像映す 煩悩の窓 地平の向こう 覆われる 海苦の漆黒 意志の深く深くに 潜めた真理 解き放つ沙羅の木 さあ紅捨て 空に浮かぼう 透明の夢 高き光 示すのは 変わりゆく不確定の条理 辿りついた果ては 赤く染まる一陣の風 全て 包んだ 天に三宝 零れ落ち 廻りゆく車輪の法 残されたものは 祈り祈るただそれだけが 優しく 許された 菩提樹の花 露を湛え しずく落とす その間に世界 曖昧の空生まれて消える 五陰盛苦の果て追い求めるは刹那の夢想境 その朽ち果てていく 心を抱いて 瞳湿らせる 長き眠りを 定められた歴史を超え真の願い この青く広い大空を抜けて世界に満ちてゆけ そして白く清い睡蓮の下に 再び出会おう