緩やかな坂道 暮れてゆく空 見ながら 二人 並んで歩いた かじかんだ指先 もう少し 冷たい風 吹けば 近づけるのに あなたに 手をつないでほしくて 手袋 わざと ポケットの中 しまったままなの 12月 黄昏は はかなく あなたへと 心 傾いて 橋の上から見る 見慣れてる街も 今日は 違う気がするのは なぜ 灯り始めた窓 二人で 声を出して数えた 帰りたくない バスの時間を 気にするあなたが 時計を見るたび 気づかないふり 悲しくなるから 12月 今日の景色 すべて いつまでも 私 忘れない もうすぐ 星の世界ね ねぇ こうしてまた きっと会えるよね 約束も 何もないけれど 手を伸ばせば つかめそうな オリオン いつまでも 見守っていて