[00:25.36]雲母(きらら)かな風うけそよぐ髪 [00:31.14]曦(ひかり) 追い駆ける君 [00:37.31]願いに一途振返もせず [00:43.85]険峡(けんきょう)の道を行く [00:50.52]とうか弧に吹かれ [00:55.11]暗(く)れ感ひませむように [01:02.26]どうか赫灼(かくしゃく)の陽に [01:09.36]囿(とらわれ)ませむように [01:18.57]赤い花が咲く [01:24.39]君の花が咲く [01:31.04]刺すほどの日差し怯(ひる)みもせず [01:39.01]花咲く [01:43.96]夏の煌めきに浮かれうたふ [01:50.08]歓喜の声もいつか [01:54.65]憂(うれ)ふ秋雨に醒め静み [02:02.81]冬枯(ふゆが)る里へと還る [02:08.61]どうか引き急ぐ潮の音に [02:16.40]惨(いた)みませむように [02:21.54]信(しん)に君憶(おも)ふ優しさに [02:28.84]還られますように [02:37.41]赤い花は咲く [02:43.18]散りて尚うつくしく [02:49.68]涙は肥となり [02:55.31]悲は深き色となり [03:33.33]赤い花が咲く [03:40.67]君の花が咲く [03:46.77]刺すほどの日差し怯(ひる)みもせず [03:54.59]花咲く [03:59.72]赤い花は咲く [04:05.25]燃ゆるように赫く [04:12.28]幾朝陽を浴び [04:17.32]ふたたび君の花は咲く