作曲 : 小山田壮平 作词 : 小山田壮平 僕らはまだまだブルースを歌いながら 遠い街まで高速を飛ばしていく 黒ずんだ狼の怪しい瞳を まだあどけない笑顔に乗せて そしてめくるめく季節の風に乗り込んで ひとしずくの光に肌色の恋をする 心無い罵声を浴びることもあるけれど 途切れることのない情熱を連れていく 空 いっぱいの空 忘れたはずのメロディー 君が手を振ってくれたこと 夢見る丘に立ち 生まれた街を見下ろし ちょっと黄昏の風に吹かれて しかしあいかわらずブルースは続いている 時としてくだらないユーモアを交えつつ 後戻りできない恥や悲しい出来事 突然の嵐に我を見失いながら 雲 追いかける雲 夕焼け色に染まる 流れゆく姿は僕らのよう すすき揺れる高原 ひたむきに明日のために ぼんやりと燃える太陽の下で 夜 満天の星 またたく時の中で 訪れた沈黙とレクイエム 止まない雨に打たれ 再び朝を迎え 少しくたびれた寝ぼけ眼で 空 いっぱいの空 騒ぎ始めるメロディー 君がそばにいてくれたこと 輝く渚 舞い上がる砂の向こうに いつも憧れを胸に抱いて