心の中に降る雨は まだ暫くやみそうにないんだ 呼吸を整えても 見えない時間に震えて ピエロのような顏をしてさ そっと赤い舌を出す 降るはずのない雨が 瞼から溢れる 鏡に映った 消えそうな自分を離したくない だから ボクはこのまま 眠りにつくよ 起こすのはキミさ 深い水の中で 目を閉じてるから 笑顏を忘れたピエロは またボクに囁きかけるんだ 「早くその目を開けてよ…」 でも邪魔をするだけのイヤな風 しみるだけのイヤな風が 呼吸を奪うのさ 降るはずのない雨が 瞼から溢れる 繋いだ心は 忘れない 離さない 離したくない だから ボクは暫く 眠りにつくよ 起こすのはキミさ 深い水の中で 愛しているから 深い不快な水の中 なかなか目覚めないボクに必要な 水面に映る君の背中 ピカピカ照らすボクの太陽か 流れ 乱れ そんな水の中で 手を差しのべてくれるのは誰? 外は晴れ、キミに幸あれ そろそろボクも目覚めよう