[00:00.90] [00:01.22]虹を作ってた 手を伸ばしたら 消えてった [00:06.37]ブリキのジョウロをぶらさげて 立ち尽くした 昼下がり [00:11.59]名前があったなぁ 白くて 背の高い花 [00:16.95]視界の外れで 忘れられた様に 咲いてた [00:21.89] [00:22.28]色褪せて 霞んでいく 記憶の中 ただひとつ [00:27.37]思い出せる 忘れられたままの花 [00:32.26] [00:33.16]いつだったっけなぁ 傷を濡らした あの日も [00:38.22]滲んだ景色の中で 滲まずに 揺れてた [00:43.53]いつだったっけなぁ 自分に嘘をついた日も [00:48.66]正しいリズムで 風と唄う様に 揺れてた [00:53.86] [00:54.17]いつの日も ふと 気付けば 僕のすぐそばで [00:59.21]どんな時も 白いまま 揺れてた 誰のタメ? 何のタメ? [01:05.65] [01:05.98]生きていく意味を 失くした時 [01:11.10]自分の価値を 忘れた時 [01:16.19]ほら 見える 揺れる白い花 [01:22.03]ただひとつ 思い出せる 折れる事なく 揺れる [01:27.03] [01:27.26]虹を作ってた 一度 触れてみたかった [01:32.85]大人になったら 鼻で笑い飛ばす 夢と希望 [01:38.04]ところが 僕らは 気付かずに 繰り返してる [01:43.35]大人になっても 虹を作っては 手を伸ばす [01:48.50] [01:48.77]幾つもの景色を 通り過ぎた人に 問う [01:54.12]君を今 動かすモノは何? その色は? その位置は? [02:00.23] [02:00.50]夢なら どこかに 落としてきた [02:06.35]希望と 遙かな距離を置いた [02:11.33]ほら 今も 揺れる白い花 [02:17.22]僕は気付かなかった 色も位置も知っていた [02:22.38] [02:43.31]虹を作ってた いつしか花は枯れていた [02:48.63]視界にあるのは 数えきれない 水たまりだけ [02:53.95]大事な何かが 音も立てずに枯れてた [02:59.26]ブリキのジョウロが 涙で満ちてった [03:03.66] [03:04.07]まだ [03:04.55] [03:04.83]虹を作ってる すがる様に繰り返してる [03:10.56]触れられないって事も 知りながら 手を伸ばす [03:15.95]名前があったなぁ 白くて 背の高い花 [03:21.23]枯れて解ったよ あれは僕のタメ 咲いてた [03:26.18] [03:26.57]気付くのが 遅くて うなだれた 僕の目が [03:31.78]捕らえたのは 水たまりの中の 小さな芽 新しい芽 [03:38.12] [03:38.44]生きていく意味と また 出会えた [03:43.67]自分の価値が 今 生まれた [03:48.44] [03:48.91]枯れても 枯れない花が咲く [03:54.28]僕の中に深く 根を張る [03:58.92] [03:59.37]ほら ここに 揺れる白い花 [04:05.13]僕は気付かなかった 忘れられていた名前 [04:11.25]僕の中で揺れるなら [04:15.75]折れる事なく揺れる 揺るぎない信念だろう [04:21.89] [04:28.93]