[00:05.787]傘さして [00:20.154]濡れに廓の夜の雨 [01:05.816]店清掻に声添ふる [01:50.433]鐘は上野か浅草に [02:02.763]その名も伊達な花川戸 [02:32.699]この鉢巻の紫は [02:50.227]由縁ぞかかる藤波の [03:04.281]洗うて千代の色まさる [03:27.400]松の刷毛先 透き額 [03:51.067]堤八丁衣紋坂 [03:59.295]通ひ馴れたる塗鼻緒 [04:22.858]一とつ印籠一とつ前 [04:33.019]二重廻りの雲の帯 [04:53.421]さした尺八鮫鞘は [05:02.355]これ御存じの出立栄