作曲 : 中島みゆき 作词 : 中島みゆき あのパスに乗らなけりゃ ならないと急いでいた 立ちふさがる雨傘 押しのけてとび乗った 選ぶほどたくさんのバスがあるわけじゃないから 目の前に来たバスに乗ることだけ考えた 精一杯に急いだと 肩で息を継ぎながら 押しのけたあの傘の中に自分がいた気がした あのバスに乗らなけりゃならないと急いでた あのバスの行く先を見もせずに急いでいた 見飽きた枝の下を 駆け抜けてとび乗った 後ろが見えなくなる角を曲がってしまったなら 何もかも風景が新しくなるはずだった ミラーの中 達ざかる古い樹は切り倒され 角を曲がり見たものは 数えきれない曲がり角だった あのパスの行く先を見もせずに急いでた 精一杯に急いだと 肩で息を継ぎながら 押しのけたあの傘の中に自分がいた気がした あのバスに乗らなけりゃならないと急いでた あのバスに乗らなけりゃならないと急いでた