梢を渡る 春の风 火照った頬を 抚でていく もの思うたび 人はなぜ この大空を 见上げるの ちらほら ちらほら 花つぼみ ほの淡き红のいろ ちらほら ちらほら 梦つぼみ 人知れずふくらみぬ 时の静寂(しじま)の 空耳は かしまし鸟の 鸣く声か 咲かぬでもよし 咲くもよし うそぶく心 谁のため ちらほら ちらほら 花便り ときめきを数えつつ ちらほら ちらほら 梦便り 明日へと云は行く 霞の向こう ぼんやりと あるかなしかの 山の影 胸の小さな 阳だまりが あふれるように 咲き初めし ちらほら ちらほら 花模様 また一片(ひとつ)またひとつ ちらほら ちらほら 梦模様 どこまでも描いてく