悲しみで織り上げた  薄絹のドレス 凍てついた寝台に  ひとりよこたわる 穢れも罪も神様さえも すべてを忘れて 夜を蝕(は)む闇の腕の中 ただひとりこの身を投げ出す くりかえす果敢無い儀式に つかのまの祝福を もしも希いが叶うのならば どうかこのままで 誰の手も触れることのない ひとひらの羽を身に纏い ただひとつ捧げる祈りは 清廉の柩 cercueil blanc 白皙(すきとお)る頬を埋めつくし 降りそそげ白い花びらよ もう二度と目醒めぬ眠りと 永遠の祝福を