夜明けの町は青い みんな空に溶けて 二人を乗せて走る 汽車は夜を抜けて 明日へ 窓に揺れる町の明かり 昨日の夢は忘れましょう 隣りにいるから いつでもいるから 人はいつか出逢って 旅に出るの 時の汽車が着くのを 待っていたの 明日の地図さえないけど 誰にも行き先尋ねない ふたりを乗せて走る 汽車は駅を数え 明日へ 空に残る星はきっと 遠い遠い日々の光 遥かな歳月(としつき) 夢みて信じて 過ぎる人は誰でも 旅の途中 笑顔ひとつ交わして どこへ行くの 帰りの切符はいらない 朝もやに霞む線路だけ