作曲 : 鶴 由雄 作词 : 片霧烈火 空の明かるまぬ 深霧(ふかぎり)の楽園へ 冷えしきる回廊 響く声は夢幻 廻(めぐ)る想いの狭間で息をする 吹く風が阻んだ 黒い檻(おり)の向こうで 月の光を隠すけものが笑う 呪(まじな)いのように 翻(ひるがえ)る銀杖(ぎんじょう) 愛しさの欠片(かけら)が 紅い海に融ける 旧(ふる)い刻の中 秘密を潜(ひそ)ませて 迫れる破滅から わたしが、あなたを… 舞い上がる小鳥の 翼もぎ取るよう 全てを果ての果てに繋ぎとめて 透き映る首筋 指の熱を絡ませ 甘く優しく声を濁らせてゆく 心の形容を記憶させるように 何時からかの痛み 何処までも止まない やがては振り子が 音を失くすように 訪れるその時、あなたは、わたしを… さあ 蒼空を棄てて 永遠の名を持つ 創られし森にもう 言ノ葉は要らない 空の明るまぬ 深霧の楽園 導いてゆきたい わたしが、あなたを…