[00:08.89]またね…と差し出す君の手を [00:13.16]ウソだと知ってて握りかえす [00:17.58]季節ごとに色を変える [00:21.74]桜の木の下で別れた [00:26.45]信じてると言った言葉が [00:30.80]何より信じられなくなった [00:35.23]移ろうのは人の心 [00:39.40]季節のせいなんかじゃくて [00:44.09] [00:44.28]サクライロの雨 この視界ごと濡らして [00:48.45]何もかもかき消して 終わらせて [00:52.74]強がる背中に羽を見た 今は昔 [00:57.46]痛みだけ甦る [01:01.65]攫(さら)われて深く 永遠に続く川へ [01:06.02]木の葉のよう 手足さえ揺らめいて [01:10.40]何処へ行くのだろう? 天地の感覚も失った [01:14.89]この三叉路をいつか見た気がして [01:21.46]立ち尽くした… [01:33.05] [01:41.32]「オヤスミ」って閉じたやりとりも [01:45.67]律儀な君のせいでもう一通 [01:50.05]優しい日々は脆(もろ)すぎて [01:54.28]花びらのように風に舞うよ [01:58.98]新しい靴を今日買ったよ。と [02:03.25]瞳を輝かせ笑う君に [02:07.71]何故か胸騒ぎ覚えた [02:11.79]あの日に戻れたら良いのに… [02:16.52] [02:16.74]モエギイロの夜 少しずつ熱を帯びた [02:20.90]宵闇は感覚を狂わせて [02:25.24]聞こえないふりで眠りにつけば [02:28.58]幸せの呪文がまた甦る 願ってた 強く [02:36.33]これが夢だと言うのなら [02:38.46]覚めないで このままで終わらせて [02:42.88]命と言う名を誰かがつけた時計の秒針が [02:49.52]カタリと音をたて 叫んでいた [03:06.00] [03:14.87]君の後ろ姿さえ 明日への希望に思えた日を [03:23.34]幻にしないように 瞼へと刻んだサヨナラ [03:33.57]サクライロの雨 この涙 塗りつぶして [03:37.89]もう二度と昨日など見ないよう [03:42.31]強がる背中が空を見てたのは確か [03:46.80]あの日々は輝いて [03:51.12]羽(は)が落ちた今も萌葱の風は吹くから [03:55.49]潤ませた追憶を羽ばたかせ [03:59.91]誠実と夢を心のつぼみと抱いて [04:04.39]立ち上がり見上げた三叉路で [04:10.98]雲が切れた… [04:22.50]