僕の気持ち(我的心情) - 吉田亚纪子 午後の教室 ついさっきまでの 慌ただしい空気が嘘のよう 近くて遠いあの子の席に 少しだけ近付いてみたりして 長くて短い3年も もうすぐ終わるというのに 切ないだけの片想い 卒業式はもう近い どうしようか 迷っている間に 渡しそびれた誕生日プレゼント 思いきって君の隣に寄せ 書きした卒業文集も 君にとっては ただ それだけのこと 僕にとっては「...」 うまく言えない 朝の弱い僕が偶然を装って あの道で君を待ってたことなんて 知りもしないで時が過ぎ 古びたアルバムの中か 1人抜け出せない 叶わぬ恋ならいっそのこと 違うクラスになっていれば 気がつけば視線の向こうに 君を追ってる三学期 切ないだけの片想い 卒業式はもう近い せめてこの想い出の 教室のどこかに 君の名前を残そう 僕が呼べなかった