遥(はる)か遠(とお)く 聴(き)こえるのは 眠(ねむ)り誘(さそ)う 千(せん)の調(しら)べ 波(なみ)に紛(まぎ)れ 流(なが)れのまま 私(わたし)包(つつ)む ゆらり揺(ゆ)れて 真昼(まひる)の月(つき)に 刻(きざ)み続(つづ)けた 争(あらそ)いは 海(うみ)に沈(しず)め 時空(じくう)を超(こ)えて 舞(ま)い踊(おど)る 幻(まぼろし)よ 幾千(いくせん)もの歴史(れきし)巡(めぐ)りて 人々(ひとびと)は生(い)きる ひとひらの想(おも)い奏(かな)でてる 私(わたし)は誰(だれ)なの? 夢(ゆめ)の中(なか)で 彷徨(さまよ)っては 探(さが)している なくしたモノ 伸(の)ばした指(ゆび)が 生(う)まれる前(まえ)を 求(もと)めては 記憶(きおく)なぞる 心(こころ)に潜(ひそ)み 溢(あふ)れ出(だ)す 哀(かな)しみよ 時空(じくう)を超(こ)えて吹(ふ)く風(かぜ)よ 私(わたし)連(つ)れてって ひとひらの想(おも)い抱(だ)きしめて 眠(ねむ)っているから 幾千(いくせん)もの歴史(れきし)巡(めぐ)りて 人々(ひとびと)は生(い)きる ひとひらの想(おも)い奏(かな)でてる この身(み)の儚(はかな)さ 時空(じくう)を超(こ)えて吹(ふ)く風(かぜ)よ 私(わたし)連(つ)れてって ひとひらの想(おも)い抱(だ)きしめて 眠(ねむ)っているから …私(わたし)を呼(よ)ぶのは誰(だれ)ですか? …遠(とお)くで聴(き)こえる波(なみ)の音(おと)