繋いだ手を引かれ 歩いた堤防に からし菜の絨毯 風に揺らいでいた 冬枯れの荒野に 萌え出ずる蒲公英 何時しか綿をつけ 果てない旅えてる 黄金色に輝く 花とともに春が始まる 広い大地の中で われここにありと叫ぶ 風が運んでくる 絵も言われぬ香り 小鳥わ高あかり 恋の歌お歌う 花わ色とりどりに 鮮やか咲き乱れて笑う まるでこの世の全て 生まれ変わらせるかのよ 長く冷たい冬を 耐え忍んだ花こそ強く 人もおんなじように 乗り越えて行けるはずさ 春の花よ今一度の 喜びをここに歌おう 巡る輪廻転生 命わこうして続く 繋いだ手を引いて 歩いた堤防に からし菜の絨毯 いつまでもあるように