あれは二月の 寒い夜 やっと十四に なった頃 窓にちらちら 雪が降り 部屋はひえびえ 暗かった 愛というのじゃ ないけれど 私は抱かれて みたかった あれは八月 暑い夜 すねて十九を 越えた頃 細いナイフを 光らせて 憎い男を 待っていた 愛というのじゃ ないけれど 私は捨てられ つらかった そしてこうして 暗い夜 年も忘れた 今日のこと 街にゆらゆら 灯りつき みんな祈りを する時に 懺悔の値打ちも ないけれど 私は話して みたかった