軽やかに響く笛が 窓の外の闇に浮かぶ どうか連れ去って行って 冥府への道でも構わない 冷たいこの部屋の中 拭えない孤毒 死が香りだす 二つ目の星は語る 「光望めば目が眩む...」 ハーメルンが奏でる魅惑の音色が 私の理性を乱し快楽へ誘う 刻まれた爪痕に歪んだとしても 恍惚の中で愚かな生贄となる 薔薇のアーチを抜けたら 小高い丘 灯る炎 傷ついた足に触れて 口付けた場所から溢れる火 遠のく意識の中 拭えない熱に 支配されて行く 双子の月は語る 「諍えぬ魔はそばにある...」 ハーメルンが奏でる哀婉の音色が 優しい不安を纏い 闇を漂う 切り裂かれた肌から零れる雫を 金色の瞳 絡む指 悪魔が踊る 冷たいこの夜の中 拭えない孤毒 死が溢れ出す 囁いた貴方の声 「光望めば闇を呼ぶ...」 ハーメルンが奏でる魅惑の音色が 私の理性を乱し熱を与える 刻まれた刻印にが痛んだとしても 恍惚の中で愚かな生贄となる ハーメルンが奏でる哀婉の音色が 優しい不安を纏い 闇を漂う 咲いた薔薇 velcetの声を捧げて 金色の瞳 跳ねる指 私は踊る