入道雲がいわし雲に どこまで高い秋の空 耳を塞いてやり過ごした 夏が静かに消えてよく 君と言葉を交わさない 時間がどれだけ過ぎたかな いま遠く離れでも まだ恋しくて 君の住んでるあの街は 今も変わらず賑やかかな 電車に乗れば直ぐだけと 僕にとってはよその国 いま遠く離れでも まだ切なくて 僕の隣で笑えた 君は本当にいたのかな 夢の中でも出来事と 今となんでは 同じだな 入道雲がいわし雲に どこまで高い秋の空 僕の身体に絡みつく あまくただよ キンモクセイ