あなたは突然に 帰ってきたのね もう二度と会わないと わたしに背を向けたのに 「君なしで僕は生きられないよ」と 旅帰りのしぐさで いったいどうしたの? ああ あれから一年 僕は自由になり 気ままな風来坊だったよ けれども今は ふりむけば風ばかり 君のあたたかさが恋しいと 気づいたんだよ 今ではわたしも 憂いが身について ぶどう色のマニキュア とっても似合うはずよ 若すぎたと言えば 許せるものだけど 遅すぎた春ならば 雪どけたやすくないでしょう ああ「おかえりなさい」と 素直に言えるまで 心の傷がいやされる日まで もしもあなたが 待ってるというならば わたし もういちど 昔のように あなたと生きるわ あなたと生きるわ