雨にうたれて何故か悲しげな 花はかげろう秋は気まぐれ 街の灯りが蒼くにじむのは 今はもどらぬあなたのせいよ だけどわたしは今ここにある 愛の残り火で色あせた枯葉を もやしながら 過ぎた日のぬくもり 手さぐりでさがしてる 人は季節におどる迷い子 胸にのこされた古い傷あとを 抱いて生きずく恋はたそがれ そして春を恋う寒い涙さえ 今はたよれぬ行きずりの友 だからわたしは今もう一度 めぐり来る季節のあら波に小舟を うかべながら あなたの知らない 誰かに身を寄せ 夢路をたどるのあなたを忘れて だからわたしは今もう一度 めぐり来る季節のあら波に小舟を うかべながら あなたの知らない 誰かに身を寄せ 夢路をたどるのあなたを忘れて