そっと目を閉じれば よみがえる男の唇の 冷たさ きっと幸せにと 一言だけそうつぶやいて 去って行った 夜汽車にさらわれ 星の 地平に消えた恋よ 今は帰らない さすらいの人を愛した女 くやみ風 見送った女 後ろ髪憂いは隠せない 悲しさ 結ばれぬ定めと 捨てられた恋の抜け殻は 星の数 夜汽車は待ってる今日も 男と女の別れ運ぶために 追いかけた路線のうえ それは くやみ風 情け知る男の 投げかけた最後の言葉に すがって 行くあてを無くした 女に残されたものは 影一つ 夜汽車にさらわれ 星の 地平に消えた恋よ 今は帰らない さすらいの人を愛した女 この私 この私 この私