[00:00.90] [00:01.37]あのひとが [00:04.23]私のために切り出した [00:12.56]胡床(ごしょう)と肱掛(ひじかけ) [00:17.48] [00:23.15] [00:25.00]「ひとひら」 [00:27.44]作曲·編曲·歌唱:深水チエ [00:33.69] [00:39.28] [00:43.84]眺める先にはなにもない「なにもない?」 [01:05.78]木々の虚(うろ)にはなにもない「なにがある?」 [01:22.82] [01:26.81]ひとひら [01:29.62]咲いて [01:32.42]明け方(がた)の髪の上 [01:40.39] [01:44.16]花の色 [01:46.99]盛(さか)りは近(ちか)く夢に遊ぶ [01:54.64]宵闇(よいやみ)薄紅(うすべに) [01:58.13]退屈を [02:00.98]細(ほそ)い紐(ひも)で縒(よ)りあわせた [02:08.61]紅(べに) 櫛(くし) 簪(かんざし) [02:12.94]あのひとが [02:16.31]持ってくる [02:21.26]此方(こなた)まで [02:23.86] [02:43.55] [02:56.86]ひとひら [02:59.44]舞えば [03:02.46]蕾(つぼみ)を待つ日々の跡(あと) [03:13.24] [03:23.30]あのひとが [03:26.15]私のために切りつけた [03:33.64]現し世(うつしよ)のすべて [03:37.14]さやけさは [03:39.90]枝(えだ)に葉末(はずえ)に土に沈(しず)む [03:47.59]ささめごと少(すこ)し 花に滴(したた)らす [03:52.39]慰(なぐさ)みは [03:55.68]遠ざかる [04:00.23]彼方まで [04:03.93] [04:05.82]なにもない「あるはずもない」 [04:16.90]なにもない「なにかあるはず」 [04:27.85]なにもない「芽吹くまほらば」 [04:45.00]なにがある「虚空(こくう)のほとり」 [04:56.62] [05:02.79]終わり [05:05.70]