天:ベアトリス、なぜ黙っている?君はそれでいいのか? 麻:分からないわ。分からないな、アルツール。 天:君の気持は昔から知っていったつもりだ。ある時、僕らの間には日が陰って、僕はそれを悲しんで、君を見ないようにしようとした。愛する心がねじれて。 麻:知っているわ、アルツール。あなたとの幸せな日々を夢見ていたころ、ふっとあの人が飛び込ってきたの 天:そう。僕はそれを君より早く感じたんだ。仕事の上でも恐れを抱いていたジュリオに、今度、君まで奪われたと。僕は…町へ出ての放蕩三昧、いつも砂を噛むような朝が待っていた。 麻:不思議ね、人の心。私が先に離れたのに、私から離れていくあなたを見ると辛かったわ。 天:僕は、怖かったんだ。 君を失うことが怖かった 最後の瞬間に出会うのを恐れた 君から逃げた 恋から逃げた 逃げ切れずにいた 君を愛している 君を愛している 自分の心を見失わずに 自分の心に噓をつかずに生きたい 人の心は不思議な動きを 愛の心は不思議な揺らめきを ラララ… 人の心は不思議な動きを 愛の心は不思議な揺らめきを