もう長いこと 腰かけている 古びたビルの壁の 割れ目が見える 風が呼んだ はじめて聞くメロディ もう おやすみ わたしは愛しただろうか かすかに犬の 行くのがわかる 足音は迷いながら 近づいて来る ドアを越えて 行かねばならない だけど おやすみ あれは過ぎた日だろうか 夢心地のままで 眠りに着こう 不安さえも 遠くにぼやけて行く わたしはいつも あなたの隣りに居た もう おやすみ 大きな暗闇だろうか