しら茶けた光の中に 今君は横たわってる 世界中 啜泣く声が 潮騒のように 聞こえる 蒼ざめて倒れた夜は ボロボロの布切れのよう 魂は 時を渡って 若き日々に 唄いかけてる ひとつの時代が終わる時 ひとつの墓が残るのか 天に舞う男を追いかけて 新しい男たちが名をあげる 色っぽい男がいたよ 僕たちの記憶の中に 栄光の 冠なんて 人の手に わたるもんだね もう君は白いスカーフを ひらめかせポーズできない でも 君のロックンロールは 歴史へと 焼きつくことだろう ひとつの世代が覚えてる 若さをゆさぶる熱い血を 新聞は日々のことに流されて 君の名は片隅へと消えるけど 今君は解き放たれて 自由へと翼広げる 英雄の名に 縛られずに 閉じこもる 館さえもいらない 君のことをただの男と ムチを打つ人々もいた 許してよ 人の心は それほどに 弱いものだよ ひとつの時代を然えたたせ ひとつの夢が今死んだ 天に舞う男を追いかけて 僕たちは青い空に駆けてゆく