南部 盛岡 雫石 思えば遠い ふるさとよ 夢がこぼれた 都会の谷間 呼んでみたって 山彦ばかり 弱音をはくな 强気になれよ 酒に聞いてる 蝉しぐれ 駄目なときには ふりだしに 戻ればわたし そこにいる 出世するのも 人生だけど 夢のまんまも いいものですと… 惚れてるんだよ 待ってておくれ 浮世小路の 五合酒 負けけて泣くより 胜って泣け 時節は来ると 風がいう あれをご覧よ 真っ赤な夕阳 落ちてゆくのに まだ燃えている とがって生きろ 丸くはなるな 胸に聞こえる 蝉しぐれ