たそがれの街を 時が走り抜ける どんな想いで いたのかも忘れたさ 不思議だね 不思議だね ウソのようだね いつか悲しみの時 いつか喜びの時 僕等はどこに 居たんだろう あの日は何を 見たんだろう そして何もかもが 遠い記憶になって 消えて行く 胸を突き抜けて 過去が終わるから 新しい旅が 又ひとつ増えるのさ 不思議だね 不思議だね ウソのようだね 人はまぼろしを追いかけ 人は永遠(えいえん)を抱きしめ 昨日(きのう)のように あざやかに 明日(あした)も 愛を 告げるだろう そんな何もかもが 遠い記憶になって 消えて行く これが真当(ほんとう)の事 これが運命の道 さまよう程に なつかしく はげしい夢も いとおしく そして何もかもが 遠い記憶になって 消えて行く