ありふれた不穏な影が空を翔けていく 何もない日常だけが転げ落ちていく 知りたくない妄想だけが錆びついていく 掬いだす 暴かれる 創りだしていくとき 綱渡り ヒトリだと言って閉じこめる なにもない ここではない 不確かだ 目も耳も鼻も口も塞ぐ 必ずあるんだ 鋼鉄に咲く華は罪の味 そして悪の華咲き乱れるとき ひらひら舞う花びらは虚像 蜃気楼のように 「それでは、お先にいきます」