そう あの時 読みかけだった一冊の本 手放したのは全てに終わりがないこと知ったから 愛しさがコップから ほら 水のように溢れてきても 僕の気持ちを簡単に拭わないよ 何度も生まれては消えていく雪のようなもの 誰も拾うはずのない痛みだけど 砂利道にゆっくりと自転車を押してく ねえ ココロは体のどこにあるのだろう 踏み外しては空ぶるべダル この空に鍵はないよ 誰かと繋がってどうしようもなく寂しいのは 知らなかった僕の痛みに気づいてあげること 肩超しに観えるものすべてに 言葉以上のもの探して君にあげる 何度も生まれては消えていく雪もようなもの それがどれほどの雨に変わっても 君に傘をさすこの手だけぶれないでいたいよ