06 お前が眠ったら 今日は手を焼かされたな。だが、それが嬉しいんだから、 俺はどうしようもなくこいつに溺れてるんだろう ふふ、お前は寝ている間も元気だな 寝ている時くらいは、少しおとなしくしろ。ほら、毛布がつれてる このままだと、風邪を引くぞ。うお、いきなり俺に抱きついて、 こいつ、本当に寝ているのか 試してみるか。(ちゅー)キスをしても、微動だにしないところを見ると、本当に眠っているようだな 気持ちよさそうな寝顔だな ふふ、俺の気も知らないで。だが、こうして安心して眠っているということは、俺に気を許しているということだよな ん?何だ?寝言か。好きか ふー、まったく、寝言言うくらいなら、起きている時俺に言えよな まあ、お前にはハードルが高いか これは、寝言でも俺に好きと言った礼だ。(ちゅー) お前は不思議なやつだ。傍にいるだけで、俺の心を満たしてしまう 世界中何処を探しても、お前みたいな存在には、出会えないだろう お前に出会うまで、俺はずっと1人だった 周りには人はたくさんいたが、心を許せる相手は、1人もいなかった 誰かに頼って、甘えて、期待するのは弱い人間がすることだと思っていたからな だが、お前に出会い、お前を愛し、愛されることで、 幸せを知って、いかに自分が孤独だったのかのを知った 今、俺は幸せで仕方がない。お前を愛している お前が寝ている時に、こんなことを言っても仕方がないな またにしようか。一体、どんな夢を見てるんだ。幸せそうな寝顔を見る限り、悪い夢ではなさそうだが、 どうか、お前の見ている夢が幸せな夢でありますように。(ちゅー) そろそろ限界だ。寝るとするか。お休み 明日の朝も、キスで起こしてくれよな