春まだ遠い 北の町では 雪を燃やして 暖を取る 暖炉で弾ける 雪の音が 近づく 春の 足音なんだと つくともなしの うそばかり キスしてしまおう 広いおでこ 石狩平野の 東側 夢を見ている まどろみもせず うそも 本当も 思うがままさ なのに まだ 君は眠り続けているの 拗ねた 瞳で 恋するように そう君は きっと夢と雪でできている 冬の風にキラキラ 輝いている 過疎化の進む 田舎町では クマを戸籍に 載せている それでも冬眠 されちゃうから 冬には 町は 寂しくなるのと 寂しがり屋の うそなんて 信じはしないさ 澄んだ瞳 氷晶みたいに 透き通り 春の日差しに 耐えれないだろ 愛を あげるよ あふれるくらい ほらね もう 君は目覚め始めてるだろ 溶けないうちに 抱きしめようか そう君は きっと夢と雪でできている 春の予感ふるふら 震えている うそも 本当も 思うがままさ なのに まだ 君は眠り続けているの 拗ねた 瞳で 恋するように そう君は きっと夢と雪でできている 冬の風にキラキラ 輝いている