木漏れ日の下で 僕は寝っ転がってる 大切なことを 想い出そうとしていたのさ 君がいなくなって もう何年たった 気づけば君を 出さない日ばっかりだった あぁ あの壊れたベンチにも 「そういえばそうだった」は 隠れているはず 今の僕にはもう見つけられない 僕らの日常は 風にさらわれた風船さ 伸ばした手も はにかんだ笑顔も 遠くなっていく 破り捨ててしまった いくつもの約束は ぼくのことを 覚えているかな ぼくをせめるかな あぁ 花は咲き散り なくした時計 「そんなことあったっけ」が 僕を染めていく 沈んだ太陽がもう昇ってく 僕らの日常は あて先不明の手紙さ ありがとうも サヨウナラも 伝えられないまま 破り捨ててしまった いくつもの約束は 今の僕をゆるしてくれるかな 笑ってくれるかな 数え切れない残像が 星屑になって舞い上がる 見上げてみても もう届かない 君の影法師 君の中の僕もそう 僕らの日常は不確かだけど ずっとこの日々を 大切に紡いでいこう 涙がこぼれても いつかまた会えなくても 木漏れ日の下で