「明日では遅すぎる」 鏡の前の独り言 映らない僕だけが 光の中溺れてる ひとつ、またひとつ、息を吐くように 朽ちた花で飾る 僕の声が 振り返る僕を貫く 明日、目が覚めたら 今日の僕が なくなってしまえばいいのに 錆付いた僕達は 双子の様に身を飾る 薄暗い路地の上、観えない物に手を伸ばす ひとつ、またひとつ、息を吸うように 歪む星を包む 黒い影が 僕の足元を奪って 白い腕を翳す その向こうに ただ明日があると思ってた 歪む星を包む 黒い影が 僕の足元を奪って 白い腕を翳す その向こうに 届かない指先は 僕は僕を歌う 塵の向こう 形ない恒星(ほし)に憧れ 掴もうと伸ばした 細い指は 届かないと気付いてたんだ -END-