[00:19.41]堕ちた世界の終焉で 絕間ない赤を抱く [00:28.68]贖罪を掻き分けて 白莲の意思は阡年回廊 [00:39.16] [00:48.02]忽然、視界の中心で 揺れる感情と裏腹に [00:57.66]真直ぐな銀色線は 只、掌で囁いて居た [01:07.13] [01:09.19]「…きっと其んな意図なんだ。」 [01:15.75]蜘蛛を掴む様なモノガタリ [01:21.61] [01:22.02]貴方が何様なんだとしても 救いの亡い莫迦だったとしても [01:26.39]千断れそうな愛の様な"赛"を 手繰り寄せたんだ [01:30.88] [01:31.23]其の糸が地獄に照り返る "赤色"なんだと気付いて居ても [01:35.98]―僕は其れに縋る事しか 出来なかった訳ですから。 [01:41.09] [01:49.96]堕ちた世界の中心で 絶え間ない夢掴む [01:59.12]ふと底を見下ろす 幾千の四肢が縋っていた [02:08.76] [02:28.51]どれだけ伝って来たのか? どれだけ足掻いて来たのか? [02:33.28]咽び泣くは血の池の様 蠢き喚くは罪人模様 [02:37.86] [02:38.17]手を差し伸べた訳じゃ亡いのだろう 貴方は僕が足掻く様を见て [02:43.07]嘲笑っておられたのだろう? かつて僕が"そうした"様に [02:47.73] [02:49.78]「…其れでも愛していたんだ。」 [02:56.02]蜘蛛を掴む様なモノガタリ [03:03.41] [03:14.80]貴方が神様なんだとしても "救い"と雲う釈迦だったとしても [03:19.31]千断れそうな爱の様な"赛"に しがみついたんだ [03:23.94] [03:24.14]其の糸が地獄に照り返る "赤色"なんだと気付いて居ても [03:28.75]―僕は其れに縋る事しか 出来無かった訳なんだ [03:33.46] [03:33.94]貴方が何様なんだとしても 救いの亡い莫迦だったとしても [03:38.52]千断れそうな赛の様な“愛”を 求めてしまったんだ [03:43.14] [03:43.44]『この糸は己の意図だ!』と 叫んで断れた雲の異図、ああ [03:48.19]―僕は其れに縋る事さえ 出来無かった訳ですから。