今から何処か 遠くの方へ 行ける気がした  だけさ かさついた 揺れる葉音が 暮れた夏の陽射し 波立たせた ふらついた 揺らぐ足音 辿るように ペダルを漕いだ 巡る季節が 車輪のようだね ...坂道、 今から何処か 遠くの方へ 行ける気がした そしたら僕ら 僕らの日々は あの雲のように 流れた 君の頬が 空の色をしてる (見えるよ。) 月明かりを遮ろうとして 撫でるような風、 そよぐ短い髪に触れ 髪に触れながら 僕は思い出そうとしていた。 そしていつしか 言葉かすれて 忘れてしまうよ そしたら僕に 何も言わずに そっと手を握って そっと手を握って そっと手を握って あの雲のように ほら