姉さんの言葉の頭に 鉄の塊を打ち込んで 走って逃げた 春はどこから来るの たわいない事うたって、ああ 兎の目みたいにね 静かにね 泥棒猫夜走る  泥棒猫夜走る 同じ朝が首吊ってた 赤いリボン結んで 妹が明日来る 押入れに隱した  風呂敷にゃ 山程のさみしさ、ああ 子守唄みたいにね  優しくね 泥棒猫夜走る  泥棒猫夜走る 枯れそうな肩をいからせて 5月の風に傷つけた 安売り男 ひと山いくらの さめた夢を 背中に吊るして消えた、ああ 祭の笛みたいね  楽しくね 泥棒猫夜走る  泥棒猫夜走る