落ちた一滴が広げる波紋 すれ違ったものは戻らない 全て叶う世界ではないから 絡んだ黒い糸はどこに繋がっていたの 全てを見つめた鏡だけが知っている 砕け散ったピースたちは黙したまま何を思っているの 繋げた欠片に間違いはないのかしら 応える声はどこにもなく 偽りを適度に混ぜて誰かにとっての幸せな物語を紡ぎだす 遠い昔々 本当のことさえ忘れてしまう遥か 歴史の波に襲われて沈んでいった国があった 今は伝え聞くお話だけの世界 そこにどれだけの真実が含まれているの