「昏酔然」 眠ったように死んでいるのか 死んだように眠っているのか ままあること げに空おそろしき まっすぐ転落する魂に 投げた花は届くのか 私の声のスピードは足りるのか 昏酔然 昏酔然 「お母さん僕は孝行者だったんですよ」 「今に分かる時が来ますよ」 あるでもないないでもない意志のコブ 今こそ君を「太陽の子にしてやろう」 ぽっかり救われていつか生きていただろう 草を踏みしめ遊んでいただろう 昏酔然 昏酔然 武者絵の口で朝 マグロを食べている 村上義弘は今この時も走ってるか 敵を想像できるその太モモに比ぶれば 時代とて流行とて くそくらえだ 君のようにあらしめようと思うのだ 唄うことも絵のこともビショビショにぬらそ うと思うのだ 昏酔然 昏酔然