青い空は動かない、 雲片(きれ)一つあるでない。 夏の眞晝の静かには タールの光も清くなる。 夏の空には何かがある、 いじらしく思はせる 何かがある、 焦げて圖太い向日葵(ひまわり)が 田舎の驛には咲いてゐる。 上手に子供を育てゆく、 母親に似ている 汽車の汽笛。 山の近くを走る時。 山の近くを走りながら、 母親に似て 汽車の汽笛は鳴る。 夏の眞晝の暑い時。 ●このアルバムの歌詞は、原詩を尊重して記載してありますので、 文字使い、フレーズの順序、リフレインされているもの等に於いて、 録音されている歌と一部異なっている箇所がありますがご了承下さい。