幾時代かがありまして 茶色い戦争ありました 幾時代かがありまして 冬は疾風吹きました 幾時代かがありまして 今夜此処(ここ)での一(ひ)と殷盛(さか)り 今夜此処での一と殷盛り サーカス小屋は高い梁(はり) そこに一つのブランコだ 見えるともないブランコだ 頭倒(さか)さに手を垂れて 汚れ木綿の屋蓋(やね)のもと ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん それの近くの白い灯が 安値(やす)いリボンと息を吐き 観客様はみな鰯 咽喉(のんど)が鳴ります牡蠣殻(かきがら)と ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん 屋外(やぐわい)は真ッ闇(くら) 闇(くら)の闇(くら) 夜は刧々(こふこふ)と更けまする 落下傘奴(らくかがさめ)のノスタルヂアと ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん ------------------------------------- 馬戲團 經過了多少個時代 有褐色的戰爭 經過了多少個時代 有冬日刮過的疾風 經過了多少個時代 今夜唯有此處繁盛 唯有此處今夜繁盛 馬戲團那棟房梁高聳的戲棚 有只鞦韆 看也看不見的鞦韆呵 頭倒掛手垂下 骯髒的木棉戲棚底下盪: 咻——嘯——吖哟 那慘白的燈和著 廉價的髮飾和繃緊的喘息 看客們這些沙丁魚 跟著牡蠣殼張著喉嚨嘶叫: 咻——嘯——吖哟 屋外真暗 暗裡壓著暗 捱著永難復回的夜 降落傘下那家伙的鄉愁呵 咻——嘯——吖哟