夢を果てなく 追いかけて 花の峠を 越えた人 風が笛吹く ヒュウヒュルル 胸も寒かろ オーイオイ 赤い夕陽に 呼んだけど やせた山彦 帰るだけ …… 祭り花火に 頬そめて ひとつ想いを わけた人 つぐみなぜ啼くヒュウヒュルル 泣いているだろ オーイオイ 共に暮して いる筈の 窓に落葉が 降るばかり …… 夢は浮雲 流れ雲 どこを流離う 遠い人 雪がくるくる ヒュウヒュルル 早くお帰り オーイオイ せめて囲炉裏の 火の側で わらべ唄でも 聞かせたい ……