あなたの 紅い くちびるは いつから 歌を 忘れたか 酔いどれ 酒を そそいでも 道化ることも なくなった あざみの如く 棘あれば 悲しい心 さらさずに この世を生きて 行けようが はかない 花は 罪を 負う あなたの 白い 指先が つまんで 捨てる しあわせは からから 音を 立てながら 心の 傷に 転げこむ あざみの如く 棘あれば やさしい 夢は そのままで 嘆きの谷に 咲けようが 愚かな 花は 罪に 泣く