作曲 : 天野月 作词 : 天野月 口を閉ざしたまま あたしは沈んでいた 夥しい数の砂に潜って 誰よりも上手に泳げているつもりで 足を取られてた 海の底に その手に掬い出され あたしは空を眺めてる 萎んでしまわぬように あなたは あたしに 水を与え続けてる 何度も あなたから注ぐ いくつもの雨が あたしの心に真珠を産み落とすの 手のひらの上で転がしてはまた 想いに震えて 雨が落ちる 全部 あなたにあげるよ あたしの身体で… 吐き出せるすべてを… 帰り道の途中 あたしを運びあげる 美しい色のサカナと出逢った 躓かないように ほんの少しだけでも 浮かべるようにと 波を立てた その手が伸びてた事 あたしはいつ気付いてただろう? 優しいコトバですら怪訝に疑い いつも 耳を塞いでいた いつでも… あなたから貰ういくつもの雨が あたしの真珠に光を呼び戻すの… 手のひらに乗せて確認しながら まばゆい想いに 雨は落ちる 全部あなたにあげるよ あたしの身体で… 吐き出せるすべてを… 見せたくなどなかった 罅割れてしまってた 花をあしらう花瓶さえも あなたはその両手で あたしの罅を塞ぎ 大丈夫だよと繰り返した あなたから注ぐいくつもの雨が あたしの心に真珠を産み落とすの 手のひらの上で転がしてはまた 想いに震えて 雨が落ちる あなたから貰ういくつもの雨が あたしの真珠に光を呼び戻すの 手のひらに乗せて 確認しながら まばゆい想いに 雨が落ちる 全部あなたにあげるよ あたしの身体で… 吐き出せるすべてを… あなたにあげるよ あたしの身体で… 吐き出せるすべてを… おわり