心と云う毎日聞いているものの所在だって 私は全く知らない儘大人になってしまったんだ 頬に注いだ太陽に肖る快感 前を睨んで性を受け直す瞬間 手に取って触るだけで 解った気になっていた私に然様なら 妙な甘えでもう誰も失いたくない 逢って答えをそっと確かめたいけど 触れ合いに逃避するのは禁止 戸惑いつつも変えているんだ 生まれてしまった恥じらいを今日嘲笑わず耐えて居たい 私は何度溺れたとして泳ぐことを選んだんだって 宵の苦悩に苛まれながら覚醒 縦横無尽に感じ剥がしていく行程 此処で見抜いて新しく会って 向き合う私に気付いて 汚れてしまった恥じらいを今日受け止めて添いたい 私は何度堕ちたとして生きることを選んだんだって 雲すらとうに逃げた後の秋ヶ瀬公園は 私の全く知らない様な刺々しい冬を唄う 心と云う毎日聞いているものの所在だって 私は全く知らない儘大人になってしまったんだ